第55回弘前八幡宮奉納武道大会
ねぷた囃しに街中がそわそわするなか、静寂につつまれた弘前八幡宮境内には弘前ライオンズクラブ会長L三橋一晃の挨拶を静かに聞くたくさんの子供達がいました。8月1日、今年も弘前八幡宮奉納武道大会が開催されました。弘前ライオンズクラブ発足時より「青少年の健全育成」を目指し連綿として今年で第55回を数える歴史あるアクティビティです。
今年度より弓道の部は青森県武道館へ会場を移し、参加6団体102名の選手達もより快適な環境の中、真剣な面持ちで矢を射っていました。剣道の部は参加8団体92名により弘前B&G海洋センターで行われました。
開会式途中雨のため、教士七段須藤隆様と錬士六段田中功様による日本剣道形奉納は海洋センターに移動しての演舞となりました。
開会行事の最後は弘前藩に代々伝わる日本の古流を代表するト伝流宗家 小山秀弘様とご令孫秀晃君(小5)によるト伝流演舞で締めくくられました。
小学校5年生とは思われない気迫と落着きのある演舞にひき込まれた会場には蝉の声だけが響いていました。
見事の一言でした。その後、厳かな雰囲気を破るが如くの元気いっぱいのかけ声とともに試合が始まりました。各部門熱戦がくりひろげられ、嬉し涙・悔し涙にキラキラと輝く子供達の目はいつ見ても良いものだと思いました。
永く続けられ愛されてきたアクティビティの真髄を垣間見る一日でした。
今年度会長のL三橋は情熱の火照りの冷まし方を良く心得ているのか、新企画として試合後に「かき氷」をサービスしました。子供達はもちろん、応援に心を揺らしたお母さん方にとりわけ好評でありました。さすがは、三橋会長!
2R1Z 機関誌特派員 L安田 伊佐武